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【禁聞】2015年 大陸の人々が望むものは

2015年01月06日

 

【新唐人2015年1月6日】新年を迎え、中国の習近平主席を含む各国の指導者らが新年挨拶を行いました。では、中国の一般民衆は過ぎ去った1年をどのようにとらえ、また2015年にはどのような希望を抱いているのでしょうか。

 

2014年の大晦日、習近平主席は中共の官製メデイアを通じ、2015年の新年祝辞を発表しました。習主席は「2014年は当局が改革を推進し、反腐敗を強化した一年であった」と、2014年を評価しました。

 

一方、一般市民にとって、官僚の総括と現実との間に、大きなギャップが存在します。

 

陝西省の陳情者 王蘭さん

「庶民の現実の状況は何も変わっていません。汚職官僚の取り締まりで、確かに大罪を犯した官僚を逮捕しましたが、なぜ死刑にしないのか。官僚の財産も幾台もの軍用車両で、運び出したといいますが、億単位のこれらの財産をなぜ庶民の医療、教育、物価を下げるのに使わないのか。庶民にもメリットを与えるべきです」

 

「六四天網」 邢鑒さん

「この間も、国家陳情局に行ったら、人が多くて入れず、並ぶのも無理でした。警備員の話では1日に2千人以上来るそうです」

 

習近平当局は2014年の反腐敗運動で多くの大物「トラ」と「ハエ」を叩き落としました。「六四天網」のボランティアスタッフ、邢(けい)さんは、地元でも汚職官僚が失脚したと語ります。

 

「六四天網」 邢鑒さん

「私の家族を陥れた信陽市の元政法委員会書記で元公安局長の李長根も規律違反の疑いで取り調べを受けています。今拘置所にいます」

 

しかし、汚職官僚の失脚で、被害者である邢さん一家に変化が訪れているわけではありません。邢さんの二人の祖母は半年前に北京のアメリカ領事館前で陳情したことで、未だに拘置所に拘束されています。邢さん自身も、人権を訴えるウェブサイト「思憶堡」(すーいばお)を立ち上げたことで、地元警察にマークされています。

 

習近平主席は新年祝辞の中で、流行のネット用語を使い、「人民にいいねを押す」、つまり「人民を称える」と述べました。しかし、多くの民主活動家は2014年を称えるわけにはいかないと異議を唱えています。2014年、多くの汚職官僚が失脚したと同時に、多くの民主活動家も逮捕・抑圧され、言論の自由、報道の自由がさらに縮小されました。

 

民主活動家 馬強さん

「2014年は中国の民主化運動に対しては暗黒な1年と言うべきです。各領域 、各階層で多くの人が逮捕され、心が痛みます」

 

あるネットユーザーはブログにこのように書き込んでいます。「2014年、中国はGoogle(グーグル)、Gmail(ジーメール)、Dropbox(ドロップボックス)、Instagram(インスタグラム)、Onedrive(ワンドライブ)、Flickr(フリッカー)など多くを失った。我々が訪問できるサイトはますます減り、この1年は失うばかりの1年だった。それでも私は、新たな1年にはこれ以上失わないことを願う」

 

習近平主席は祝辞の中で、新たな1年にはさらに改革を深め、法治で人民の権益を保障すると述べました。

 

一方、新唐人が取材した大陸の民衆の多くは、新年に民主化の実現と自由を望むが、中共には何の夢も抱かないと述べました。

 

陝西省の陳情者 王蘭さん

「まず 私は1日も早い。民主化の実現と自由を望みます。最低限庶民に選挙権を与えてほしい。次は官僚の財産を公表し、独裁政権を消滅し、王藏さんや追魂さんなど良心の犯人の釈放を望みます」

 

独立ライター 朱欣欣さん

「新たな一年を迎え、中共に対しては何も夢を抱きません。ただ一般庶民に一言言いたいです。我々の運命は民間社会の発展を推進し、中共に圧力を加えることです。自由は権力者から与えてもらうものではなく、生まれながらの権利です」

 

民主活動家の馬強(ば きょう)さんは、2015年は2014年に比べさらにひどい年になる可能性もあるが、全体的に見れば、民衆がさらに覚醒する年でもあると考えています。自由世界の人々が中共に対する認識を改めるにつれ、中国の民衆も独裁体制についてさらにはっきり認識し、立ち上がるだろうと見ています。

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2015/01/02/a1165726.html (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/尹)

 

 

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